馬の愛。犬の愛。

今しがたTV番組で、名馬キーストンと騎手との物語を知りました。

昭和42年。
本命馬のキーストンがレース中に脚を完全脱臼。地面に落ちた騎手は脳震盪で意識を失っていて・・・


通常なら脱臼や骨折をした馬は、あまりの痛みに暴れて、静かに歩くことなどありえない状態なのに、キーストンは、意識を失って倒れている騎手の下へそっと歩みより・・・そのとき、騎手は一時的に意識を戻し、立ち上がり、鼻面を寄せるキーストンを抱きかかえるのです。


TVカメラは、どの馬が勝ったのかなんて追いもしないで、ただキーストンと騎手の姿を映し続けていました。


その映像を見て、


なんて・・・
なんて・・・
途方もない愛と絆なんだろう。。。


と、私も号泣。。。


TVで見た、騎手に甘えるキーストンの姿は、
亡くなる前に、もう見えなくなった白内障の目で夫を見上げていた「みかん」を思い出させて・・・



動物たちの大きな愛に、涙がこみあげています。


キーストンも、みかんも、自分の命がそう長くはないことを知っていたような気がします。


だからこそ、まだ身体があって、身体を通してコミュニケーションのとれる間に、

「あなたと会えて、本当に嬉しかった。
 ありがとう。ありがとう。
 命を終えても、ずっと、ずっと、大好きですよ。
 大丈夫。
 大丈夫ですからね。」とでも言っているかのようで・・・


自分が危機にあっても、そんなときほど、大きく深く、愛を還す動物たち・・・


世界中の動物たちに、
「ありがとう。」
「ありがとう。」
「ありがとう。」


それだけです。。。


名馬キーストンと騎手の物語


みんな、ありがとう。。。


ほんまに、ありがとう。。。


わたしたちを、愛し続けてくれて、ほんとうにありがとう。。。