いい子、いい子〜♪で、犬も変わる。
我が家の柚子（ヨーキー：2歳）は、お散歩中、何度も何度も立ち止まり、一旦止まったらテコでも動かない筋金入りのワンコです。
リードを引っ張ると、首をぐっとそらして抵抗するもんで、結局は抱っこして私が歩く。。。という状態。
はぁ〜。。。柚子と一緒に風を感じて歩きたい・・・
と、ため息つく日々・・・
写真は、柚子と仲良しの「リオちゃん」＆柚子。
ちなみに私は、かのカリスマ・ドッグトレーナー「シーザー・ミラン」の番組は欠かさず見ております。
彼は「問題犬」とレッテルを貼られる犬のところへ行き、その独特で、それでいてシンプルなかかわりにより、問題行動をどんどん直していきます！！
彼は言います。
「犬にはリハビリを。飼い主に躾をするのです。」と。
「飼い主が、群れで生きる犬という動物に間違った接し方をするから、犬を問題犬にしてしまうのだ。だから躾けは飼い主に。犬には、犬本来のエネルギーに戻ることができるよう、リハビリをするのだ。」と言うのです。
その言葉通り、シーザーは飼い主をトレーニングします。すると犬は見事に、とってもイキイキとした表情で、しかも嬉しそうに従順になっちゃいます！！
特にシーザーは、“飼い主がどんなエネルギーで犬と接しているか”をフィードバックし、犬に対して、ニュートラルで凛とした状態で接するように躾けていきます。
甘やかしたり、猫なで声で接したり、
逆に
怒りの気持ちから叱ったり、イライラして接したり・・・
というのは、「愛」ではない。と彼は言います。
同情と愛情を間違えてはいけない。と、厳しく、ぶれないエネルギーで伝えてくれます。
そして、犬が望ましい行動をしたときに、すかさず褒めること。
それは言葉でも、撫でたりでもいいけれど、犬というのは、ただエネルギーを感じるだけで充分にご褒美を貰っている状態になるから、飼い主は、適切なタイミングで、ただ純粋に心で喜べばいいのだ。
とも言っています。
そこで・・・
私も2日前から、本気で取り組むことにしましたー！！
まずは、私がリーダーであることを柚子が認められるように、柚子の希望で立ち止まったときには、「No！」と短く言ってリードをグイッと引っ張ることを繰り返しました。
怒鳴ったり、お願いしたりするのではなく、ただ「No！」と言うのです。
怒鳴るのは、自分が弱くて噛み付こうとしていることを柚子に知らせるようなもの。
また、「どうして歩かないのぉ〜？ちゃんと歩いてよぉ〜。」なんてお願いするのも、私が弱っちく、頼りない存在だと、柚子に言ってるようなものですものね。
なので、怒りも甘えもせず、威厳と気品を持った状態を自分に創って、シンプルに「No」と言ってリードを引っ張るのです。
超小型犬の柚子が「キャン」と言っても引っ張られる様子に、近所の方は「可哀相に。虐待みたいやで。。」と仰っていましたが、ここは心を強く保つ踏ん張りどころ。
柚子が降参して私の歩みに合わせるまでは、繰り返しました。
そして、少しでも柚子が私に合わせて歩いたらすかさず、
「よ〜し、よしよし。いい子、いい子ねぇ〜。」と心から褒めました。
だって、ほんまに嬉しいからねぇ♪
でも柚子は、またすぐに立ち止まるので、止まったらリードを引っ張って動かし、
歩き始めたらすぐさま、思いっきり心から褒める。。。を、何度か繰り返しました。
そしたらば・・・
ぬわぁんと！！
その日のうちに・・・
いつもの散歩コースを、
殆ど立ち止まることなく・・・
歩くようになりましたーーー！！
２日目のお散歩では、一番最初の歩き始めだけ、3回ほどリードを引っ張らなくてはいけませんでしたが、その後はずぅっと、私と同じ歩調で、しっかりと、30分かけて歩きました。
そして今夜は・・・
歩き初めだけ、ほんのちょっと軽く引っ張って刺激を伝え、「はいっ、イコ！」とかけ声すると、すぐさま快調に歩き始めました。
途中で何かの匂いを嗅ごうとしましたが、「NO！」と小さく言って、軽くリードを引っ張ると、すぐに注意を歩くことに向けてスタスタと歩きました。
「いい子、いい子ねぇ〜」と、私自身が思いっきり喜び、
ふと見下ろすと、柚子が可愛らしく私を見上げながら歩いている・・・
もう、感無量ですっ！！！！
う○ち＆おし○こ以外では、殆ど立ち止ることもなく、一緒に風を感じながら歩けるなんて〜♪
あぁ。。。
シーザー・ミランさんよ、どうもありがとう！！！
柚子は、かけがえのない家族だけど、でも犬だから。
犬にとって幸せでいられるように接するには、私が成熟した心でいなくてはいけないんだなぁ〜。って、教えてもらいました。
前犬の「みかん」に続き・・・
柚子にも・・・
私が強く、幸せになるサポートを・・・
たくさん、もらっておりまする。。。
犬との生活、Price Lessだなぁ〜♪
